英国での癌治療
私が、癌に罹っているとわかった時、日本に帰って治療を行うか、英国で治療を行うか、重大な選択を迫られました。英国の医師、知り合いの日本人の医師等からは、医療の技術としては、日本も英国も、両方同じレベルだと聞かされました。私は、英国での生活が長く、英国が生活の場となっていたので、最終的に英国で治療することにしたのですが、その英国での治療を経験してみてよかったと思うことは、癌患者に対する社会のケアでした。英国政府が、癌の治療を充実させるように、様々な角度から改善を行ってきたおかげです。
診断そして治療などはもちろん病院で行いますが、英国には、癌のチャリティ団体やケアセンターなどが存在し、患者やその家族などに対し、相談に応じたり様々なプログラムを開いたりして、社会的なケアが人々の生活に密着しているので、自分がこの苦しみの中で一人だと感じなくて済みます。そしてそのほとんどが無料で提供されているのです。癌の治療というのは、医学的な治療だけではなく、医療機関の医師、看護師、そしてそのスタッフとの関係、そして、社会から受ける連携された様々なケアがとても重要だということを痛感しています。
社会からケアされているという感覚は、とても大切だと思います。それは、自分がケアされて大切にされていることを経験できたとき、自分の人間としての大切さと命の尊さを感じることができるのです。そうすると、生きている価値を見出すことができ、癌の辛い治療にも耐えていこうという姿勢が培われるのです。
ここでは、私が、癌の治療に安心して専念できた英国の癌に対するケアの体制について、具体的な内容を紹介していきたいと思います。
- GP (一般家庭医)
- 病院の癌治療
- チャリティ団体の役割
- 緩和ケアと支援体制の充実
- ほとんどすべて無料
- 化学療法
- 安心感
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